DeepLiquid LiteのエッジAIによる取り組みを開始
AnyTech株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:津久浦 亮、以下「AnyTech」)と、株式会社ネクス(本社:岩手県花巻市、代表取締役社長:大内 英史、以下「ネクス」)は、流体解析AIによる異常検知パッケージ「DeepLiquid Lite」(以下「DeepLiquid Lite」)とNCXX AI BOX「AIX-01NX」(以下「AIX-01NX」)との組み合わせによって、いままで困難とされていたエッジデバイスにおける流体解析AIの異常検知を任意のタイミングで処理出来ることを確認し、各ソリューションの提供に向けた取り組みを開始いたします。
「DeepLiquid Lite」は、流体特化AI「DeepLiquid」をより手軽にお使いいただけるよう開発したパッケージです。日本の製造業では、異常データを収集することが困難なケースが多く、AI活用の障壁になることがありますが、本パッケージは正常データを少量用意いただくだけで異常検知モデルを構築可能です。
このAIモデルでは、排水処理施設における油面検知や濁度変化、液面に浮かぶ異物など様々なものの異常検知を実現しています。
現在、製造現場や水処理場などでは、作業員が巡視を行い、液面の異常を目視確認しています。特に油面発生の確認などは、既存センサでは局所的にしか観測できない、誤検知が多いといった課題があり、同時に作業員による観測では正常と異常の境目が難しく熟練者でないと判断できないといった課題があります。
「DeepLiquid Lite」では、このような課題群を解決するサポートをいたします。
「AIX-01NX」は、NVIDIA 製の高性能な GPU「Jetson Xavier NX」と、国内の主な LTE 周波数である NTT docomo / KDDI / SoftBank の LTE 周波数(800MHz、900MHz、1800MHz、2100MHz)に対応し、1台でカメラ・センサーなどからの情報をリアルタイムにAI分析して、設置場所のネットワーク環境には依存しないで分析結果をクラウドに連携することが可能なエッジAIデバイスです。
AnyTechの流体特化AIのノウハウと、これまで500万台異常の通信機器出荷実績のあるネクスのIoT技術を活用し、利用環境への対応や各種センサを組み合わせることで、巡視・目視確認や記録といった人的作業の自動化が実現し、カメラを使った遠隔監視や作業員が簡単に確認することを可能とします。
これにより、これまで熟練作業員などに属人化していた判断を標準化でき、施設異常や品質異常の早期発見などの活用が期待できることから、今後、本ソリューションへの取り組みを強化し、プラント・水処理施設を中心に様々な製造業DXの実現を目指します。
【会社概要】
会社名 :AnyTech株式会社
本社 :東京都文京区本郷2丁目25−5 角地ビル4F
設立 :2015年6月
代表者 :代表取締役社長 津久浦 亮
事業内容:水質判定AI「DeepLiquid」の開発・提供
会社名 :株式会社ネクス
花巻本社:岩手県花巻市椚ノ目第2地割32番地1
東京本社:東京都港区南青山5-13-3 KDX南青山ビル3F
設立 :2015年4月
代表者 :代表取締役社長 大内 英史
事業内容:各種無線方式を適用した通信機器の開発、販売
上記にかかわるシステムソリューション提供及び保守サービス
【株式会社ネクスのプレスリリース】
https://www.ncxxgroup.co.jp/wp-content/uploads/2022/10/oshirase_20221021.pdf
【DeepLiquid Lite】